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大凶かえって吉の兆――おみくじプロジェクト:岩井成昭版

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終了した展覧会だが、アサヒ・アート・コラボレーション 「大凶かえって吉の兆――おみくじプロジェクト:岩井成昭版」のレポートを遅ればせながら。 おみくじを引いたら吉とか凶とかその結果に一喜一憂している人は多いのではないだろうか。しかし、本来は和歌の部分が今後の行動の戒めや指針となり、かつては解釈人がいて、対話のなかで意味をつかみとっていったのだそうだ。

この展覧会では会場全体がおみくじとなっており、観客は、本や歌詞などから引用した、さまざまなおみくじ代わりとなる言葉をひくという仕組み。言葉は公募によって集められ、選者名と解釈が記されている。

さて、私がひいたのは「79番 われわれは夢の中でもう一つの世界をずっと思い描いてきたのだ」。(ポール・キングスノース著『ひとつのNO!たくさんのYES!反グローバリゼーション最前線』より)。もうひとつの世界を現実から離れて夢想するのではなく、なおかつ社会運動を第一目的にアートを考えないようにしようと自分では思っている。何度引いてもいいということだったので、もう1回。
「7番 不可能なことだからこそ信ずる値打ちがあるのです。」これは海外文学からだった。

こうした「教え」ばかりなのかなと、他の言葉もいろいろ見たら中村一議とかボブ・ディランとかサッカーの金子アナウンサーの無意識の解説とか、いろいろあるじゃないですか! いや、当たっているけど荷が重いなあとか「おやりなさいってことかなあ」ということかなあとか、なんとなく啓示のように思わせてしまう展覧会だった。

inoruhitoその後、浅草寺に行って本物のみくじを引いたら「凶」だった。実は5月の高尾山で引いたときも凶だったのだ。がーん。もうこうなったらギャグだ。戒めていきまっしょい。 雨の境内で、私の行きも帰りも、同じ格好で一心に祈る人を見た。

2005年6月4日(土)〜7月3日(日)
すみだリバーサイドホール・ギャラリー
美術展に関するお問い合わせ:財団法人アサヒビール芸術文化財団 Tel/03-5608-5202
展覧会情報
ブログ
words:白坂ゆり

2005-07-30 at 10:46 午後 in 展覧会レポート | Permalink

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