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Gallery Jin移転

jin会場風景。手前左:高柳恵里、奥壁面左:エミコ・サワラギ・ギルバート、鳥人間のような床のオブジェと壁面右から2つの箱型の作品(のぞいてみよう)は倉本麻弓の作品。

吉祥寺にあったGallery Jinが、小山登美夫ギャラリーベイスギャラリーなどのある茅場町(新川)エリアに移転オープンした。亀島川の対岸にある第ニ井上ビルには、Masataka Hayakawa Galleryダグチファインアートがある。これからは企画展のみで本数を絞って開催される。今回は取り扱い作家の紹介といったところだ。

 ものの本質を見つめ新しい何ものかを生み出す高柳恵里、夢のなかにだけ存在する街で起こる出来事を箱型の立体作品にしている倉本麻弓などは、美術館でも発表を行っている。このグループショウの後は、理不尽な痛みを清々しいほどに受け止める少女像を表現するニューヨーク在住の播磨みどり、装飾と抽象のバランスを探りながら明るさをもった絵画を描くハワイ在住の河口彩などの個展が続く。個展が予定されていたが、若くして昨年亡くなってしまった正木隆の遺作展も控えている。オーナーの一杉徹氏は、さまざまな展覧会に足を運び、作家の成長を見続けている人物だ。
 今、銀座のギャラリーは経済的な理由もあり、京橋、日本橋の方へ移動しつつある。分断されている感じがするコマーシャルギャラリーと、貸し画廊も含む銀座・京橋エリアの画廊だが、この先、観客にとっては、新川から京橋までが大きなエリア(選択肢)としてゆるやかにつながっていくのかもしれない。Part2は新作が揃うそうなので、1期・2期ともに見よう。

Opening Group Show“fearless”
Part1 2005年3月23日(水)〜4月14日(木)
Part2 2005年4月22日(金)〜5月15日(日)
Gallety Jin
(日比谷線茅場町駅1番出口より徒歩1分、新亀島橋近く)
11:00-19:00
月・火休
TEL.03-3297-5166

words:白坂ゆり

2005-04-02 at 02:05 午前 in 展覧会レポート | Permalink

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