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タムラサトル個展

「雪山登山はお好き?」


■初夏のギャラリーに雪山出現? しかも動くって? 連日30数度を記録する猛暑のせいで、思わず「雪山」に反応してしまった私。とにかく見てみようとかけつけた。

■会場に入ると、タイトルそのまんまの作品に面くらった。小さな雪山が大きな雪山をゆっくりと登っていく電気仕掛けの作品が、広いスペースの中央に居座っている。表面 は白い塗料が塗られ雪はホンモノじゃない。山と山の間は少しあいていて、親亀の上に子亀というようなイメージである。子亀はまるで登山鉄道のように、親亀に敷かれたレールの上を登って行く。頂上に行った時は止まるのだろうか、下山のスピードは速くなるのか等気になったが、そんな期待はすぐに裏切られた。頂上に達した小さな雪山は今度は反対側へ向かって下山して行ったが、止まることな く同じ速度でひたすら往来を繰り返した。

■タムラサトルさんは、動くクマのぬいぐるみやワニなど、とっぴ?な作品を発表してきた作家。場内のパネルには「私の作品は、あるものの見方を提示しているだけなのです。それはそれでしかないと。雪山を登る雪山は、雪山を登る雪山でしかないのです。(一部抜粋)」と書いてある。思わず笑った。

■現代アートのコンセプトがどうとか気にする輩も多い。タムラさんは、「見たまま」 以上でも以下でもない、というブッちゃけた姿勢で凛としている。なぜこれがアート なの?というなかれ。雪山の一途な動きを見ていれば、コンセプトなどナンセンスに 思えてくる。

タムラサトル個展 
電動雪山 ダブルマウンテン
2001年6月25日(月)〜7月22日(日)
ギャラリーアート倉庫
東京都杉並区下高井戸2-5-1-2F
(京王線「下高井戸」駅徒歩7分)
12:00〜18:00 7/8休
無料
TEL.03-3323-3415


words:斎藤博美

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雪山がたんたんと雪山を登る

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雪山を登る姿(アップ)

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大雪山にはこのようなレールが敷かれている

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ドローイング作品

135_02_5
角度を変えるとこう見える

2001-06-25 at 09:37 午後 in 展覧会レポート | Permalink

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タムラサトルのHP

投稿情報: hiro | 2005/04/04 0:44:07