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横浜トリエンナーレ2005 10/2のSWO
サイン波とは、それ以上分解できない単位の微小な音で、純音とも呼ばれている。金属的であったりあるいは虫の音のようであったりするといったらいいだろうか。ビルなどからの反響、参加者同士のサイン波の干渉や共鳴などによって、音色が変化するありようを、サイン・ウェーブ・オーケストラ(SWO)のワークショップ「nomadic」で体験してきた。「nomadic」とは遊牧を意味する。羊飼いの(ペーターの)ように、ipodにプログラムされた音を横浜のさまざまな場所で放牧してメイン会場に帰る。今日は大桟橋へ。サイン波は、周波数と音の高さを変えることで自分の音色が選べ、2本以上の違う音が干渉し合うと音がうねる。横浜トリエンナーレステーション「ZAIM」で説明を聞き、街中でも鳴らしながら大桟橋へ向かう。
大さん橋の上でフィールドワーク。お互いの音が聞こえないところまで移動するように言われ、先端まで方々に散る。音がうねると、サイン波をもった人が近くにいる合図なので、また歩き出す。自分の音を立たせたいときは1人にならなくちゃいけない。でも皆が戻ってくるときに、音が集まって音楽のように聞こえそうな瞬間があった。
その後、海を眺めながらディスカッションをした。高い音や低い音、好みはさまざま。「仲間がいることが音でわかる」「汽笛の音など、周囲の風景と一緒に楽しめる」「風や子どもや床板の周波数を感覚的に計ってみた」などなど。その場にいた人も参加するパブリック・パフォーマンスがあり、その後山下ふ頭のメイン会場へ。
行き交うクルマの音とともに通りを歩き、夕暮れに向かう山下公園を抜ける。メイン会場へ向かう送迎バスでは、サインウェーブの反響でいっぱいになった。音圧でちょっと太めになった四角いハコが走ってゆく。
4号倉庫の会場でそれぞれの音を吊るし、メッセージボードを置く。周波数の数値は1200から始まり、私は4000台近くまで上げてみたりもしたが、最後は1300にして設置した。あと4回こうしたワークショップを行い、最終日のパフォーマンスへと向かう。
音色としては聞き惚れる(時間を忘れる)とまではいかなかった。でも、終始ピースフルな雰囲気のなかで、音の束を分けて考えたり、また束ねたりするのは楽しかった。オーケストラが演奏前に、めいめい勝手に音を確かめている状態の音が私は好きだ。ああいうざわざわした予感に満ちた時間、そして音がふいに重なるときの緊張感。
案外音が克明なので、インスタレーションでは他の展示への干渉もどれくらい許容されるのか気になったが、そのまま展示されている。全回を通してどうなるのか。誰もが自由に参加できるオーケストラ(リハーサル)。12月18日までまだまだ成長していく。
SWOワークショップ「nomadic」参加者募集中!!
10/16(日) 横浜赤レンガ倉庫
11/03(祝) ドックヤードガーデン
11/20(日) イセザキ・モール
12/04(日)横浜トリエンナーレ
12/18(日)山下公園
詳細は、サイン・ウェーブ・オーケストラ(SWO)へ。拡散する場所、共鳴する場所、「場」によって体験する音は変わります。ぜひ参加してみてください。
words:白坂ゆり
2005-10-13 at 09:06 午後 in 展覧会レポート | Permalink
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横浜のアートは元気ですばらしい。
週末、横浜でいろいろとハングアウトしたが、グラスルーツIなアートがいっぱいでとても良い。 [続きを読む]
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