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橋本夕紀夫展―庭。―/角文平展

「美しや。人造物」


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展示風景(左は巷房、右はSOL)


 ただでさえ薄暗く、雰囲気がありすぎる(?)ゆえにギャラリーが多く入り、土曜日などは階段を行き来するアートウッチャーが途絶えないビル。その地下にある隠れ家的なギャラリーへのアプローチはいつにも増して真っ暗だった。それもそのはず、光をさえぎる黒布がカーテンのようにひかれている。次第に目が慣れて見えてきたのは星が散りばめられた宇宙の庭だった。インテリアデザイナーの橋本夕紀夫さんによる幻想的な作品。「庭」をテーマに3つの空間で展開されている。

 「階段下」というスペースでは、発光したタンポポの綿毛がゆらゆらと揺れていた。来場者にはこちらが先に目に入るだろう。タンポポのサイズはかなり大きく、個々が照明になっている。3階の「巷房」にはアクリル素材のカラフルな重箱が宝石のようにきらめいていた。中には透明な枯山水が入っていて、時にホログラフィで浮かびあがってる。添えてある箸入れの蓋もホログラフィ仕様。聞けば重箱も使えるそう。究極の和の道具に出会ってしまった。

 もうひとつ、人造でありながら自然を醸し出す作品に出会った。鉄を溶接してキャタピラなどいかにも動きそうな物体をを制作している角文平さんの展示だ。今回、フレーム剥き出しのプロペラ機が天井から吊る下がっていたが、その影の美しいこと。機体が向かっている先には、背の高いキャタピラが円陣を組みビニール布で包まれた物体がでんと設置されており、これが私にはどうしても山に見えてしまう。自然を象った人造物の真骨頂を目撃した感じだった。


橋本夕紀夫展―庭。―
巷房
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F & B1F
2005年6月13日(月)~6月25日(土)
日休
12:00~19:00(最終日~17:00)
入場無料
TEL 03-3567-8727

角文平展
SOL
東京都中央区銀座6-10-10 第2蒲田ビルB1F
2005年6月13日(月)~6月25日(土)
日休
11:00~19:00(最終日~17:00)
入場無料
TEL 03-5537-6960

words:斉藤博美

2005-06-20 at 05:15 午後 in 展覧会レポート | Permalink

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コメント

素敵ですね
静かな空間が流れているようです。
こういう展示会が
私の町でもあるといいのですが...

投稿情報: norin♪ | 2005/06/23 13:16:43

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