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眞島竜男展「The Incredible Shrinking Pizza」
久々の新作展でうれしい。 『群像』5月号の「物語のあるアート」特集で「縮みゆくピザ」という小説を発表していた眞島竜男。 展覧会では、旗が斜めに連なって横切られた空間に、少し書き直されたその小説が、色とりどりの表紙、いろいろな高さで吊り下げられている。買うときは好きな色の表紙が選べ、ピンクを買った。奥の壁では、モノクロのピザの映像が、放射状にピカーッというかビヤ−ッと光っている。それは、中心のエネルギーが使い尽くされて、しゅるしゅる爆発しながら回る惑星の最後なのかもしれないと思う。手前にある小さなモニターのなかに、最後にふっと消えていくピザの反復する映像へとつながっている。ほかのものは、なにもない空虚な状態に至るまでの、過程や外堀のようなものかなとも思った。
空間の端に、切り分けて重ねた分厚いピザに犬が喰いつく映像もある。なにもかもいっぺんに層にして、ワイルドに食い散らかすという状態なのかもしれない。しかし、星の最後は明るくて、やけくそに気分がパレードしてゆくようにも見える。
小説のなかでは、縮みゆくピザを最初はひとりで見てしまい、次に義姉と2人で見る。つまり、立会人がいなければ「見た」ことが証明されないということだろうか。
「文芸誌」でひとつ、「展覧会」でひとつ、物語はいっぺんなきものになり、今度は3つめの物語が、見る人それぞれによってつくられ、語られることが望まれているようにも思われた。
あ、なくなったピザが現れてまた大きくなったりして、逆回し。なんて、そんなことは二度とありえない。
それでも、まだ続きは書きたい。
眞島竜男展「The Incredible Shrinking Pizza」
2005年5月21日(土)〜6月4日(土)
HIROMI YOSHII
11:00−19:00 日月休
TEL 03-5786-3566
words:白坂ゆり
(この文は最初の文があまりに拙かったので、書き直しています。最初に読まれた方にはすみませんでした)
2005-06-08 at 02:47 午前 in 展覧会レポート | Permalink
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