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横浜トリエンナーレ2001
「速報! ハマトリ」
椿昇+室井尚「インセクト・ワールド『飛蝗』」
■38カ国109人が出品した、都市では日本初の国際展。メイン会場のパシフィコ横浜、赤レンガ倉庫を拠点に街にも点在している。「動く歩道」ではイチハラヒロコ、クイーンズスクエアではアーナウト・ミック、汽車道では草間彌生とナウィン・ラワンチャイクンなど。インターコンチネンタルホテルには、全長34メートルの巨大バッタのバルーン! 彫刻家・椿と学者の室井のコラボレーション。周囲の力に後押しされたプロジェクト。天候により降ろすこともあるので、好天を祈ろう!
■パシフィコでは、天井から、泥に浸した12メートルの巨大ドレスが吊され、シャワーの水が泥を洗い流す塩田千春のインスタレーションが圧巻。ホワン・ヨンピンの巨大リール、マリール・ノイデッカーの氷山のジオラマなど、スケールの大きな作品が目立つ。
■巨大作品のなかで、マウリツィオ・カテランのミニチュア・エレベーターはよかった。ジミー・ダーハムのシャベルの音だけがするインスタレーション、ハヴィア・テレーズの日本の精神病院に取材したインスタレーションはいい作品。日本では撮影許可がなかなか下りないものだけに。
■ヴェネツィア・ビエンナーレ特別賞受賞者のピエール・ユイグなど、映像・アニメも多い。ハマトリのテーマは「メガ・ウェイブ-新たな総合に向けて」。ファッションや建築などボーダーレスでいいし、映像は興味深いが、ここまでごった煮だと、絵画の存在感がほしくなる。一般的にも、王道あっての展開のほうが明解だと思うけど。
■日本人作家の悪の華は小気味よい。会田誠、都築響一の「秘宝館」、自分の部屋のコレクションと他作家のゴミでつくったヲダマサノリ。束芋(赤レンガ)のアニメ・インスタレーションは群を抜く。折元立身も存在感あるし、遠藤利克の水のインスタレーションは日本的。村岡三郎の「塩の通路」が事情で撤去になったのが残念。日本も引けを取ってない。国際水準ってなんだろうな。
■パシフィコ最後は、蔡國強がオススメ。中国の花火を模したイルミネーションを眺めながら、マッサージしましょう!
■赤レンガ1号倉庫は、サイエンス・未来系の方向性ある展示。ステラークの6足歩行ロボット。和紙を唾で柔らかくし、昆虫のように巣作りするジョエル・シオナ。脳の石膏模型で型取りした立体を約400個並べる沖啓介など、奇人変人の館みたいだが(失礼)突然変異的な希望がある。
■オノ・ヨーコの、銃弾跡が生々しいドイツ国鉄貨車のインスタレーション。サーチライトが驚異的に天空に延びる夜がオススメ。歩き回ったハマの夜は更けていく。
横浜トリエンナーレ2001
2001年9月2日(日)〜11月11日(日)
パシフィコ横浜展示ホール
(JR・東急東横線桜木町駅から徒歩15分)
赤レンガ1号倉庫
(桜木町駅から市営バス141系統「赤レンガパーク」下車)
10:00〜18:00
(金曜は20:00まで。入場は閉場の1時間前まで)
9/11・25・10/9・23休
一般2000円、大・専生1500円、高中小生500円、65歳以上1000円
お問い合わせ ハローダイヤル03-3272-8600
※〜9/9 曽根裕映画上映(横浜市開港記念会館)
〜9/15小沢剛トンチキハウス(神奈川県民ホールギャラリー)
words : 白坂ゆり
塩田千春「皮膚からの記憶-2001-」
ピエール・ユイグ「100万の王国」
折元立身「パン人間パフォーマンス」
蔡國強(ツァイ・グオチャン)「花火大会-天から」
セルジオ・ヴェガ「楽園を救え\」赤レンガ会場入口。南米の楽園を取り戻すため のお賽銭を。
オノ・ヨーコ「貨物車」
2001-09-02 at 07:52 午後 in 展覧会レポート | Permalink
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