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山尾圭介

「夢に旅する」 


■青い扉の向こうから8ビートのノイのサウンドが聞こえてくる。なんの予備知識もなく画廊に来たので、どんな作品なのか、その形態さえも知らずに扉を開けた。さまざまな大きさのキャンバスが壁を支持体にして並んでいる。みてゆくと海岸の景色を描いている。淡い色彩で砂糖菓子の表面のようにも見えるマチエールだ。

■作品を1点ずつ細かく見てゆくと、たくさんの小さなエピソードが盛り込まれていて切りがない。学生時代日本画を専攻した山尾の作品は、膠をメディウムにし顔料を用い描いている。画材の研究も独自に行ない、木製パネルに直に描いたり、オリジナルのシェイプトキャンバスに描くなどしている。多くの人たちが持つ日本画のイメージとは少し異なるはずだ。

■今回の個展のタイトルは「新日本海COLD SLEEP村」。山陰方面の日本海側を絵を描きながらバイクやクルマで旅をする作者。彼は自分が見た風景と、訪れた地の民話や神話などの物語とを彼の中で再構築し作品を描いてゆく。映像をみるように作品は展開されていた。

■山尾の作品には白ウサギや八神姫が登場する。夢とも、うつつともつかない世界にひきこまれる。ロードムービーをみているような気分。クルマの助手席か後部座席に同乗させてもらいながら、一緒に旅をしているような気分にさえなる。まだ30歳の山尾の旅はまだまだ続く。

新日本海COLD SLEEP村 山尾圭介
2001年4月24日(火)-5月6日(日)
立体ギャラリー射手座
京都市中京区三条小橋東入るフジタビル地階
12:00-20:00(最終日-17:00)
入場無料
TEL.075-211-7526

words:原久子

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物語はここからはじまる

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真ん中の箱のなかにはスピーカーが入っている。ノイの曲がかかっていて、作品のモチーフは日本の風景なのだが、妙にピタっとはまっている

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一升瓶にしがみつく白ウサギ。瓶から酒が溢れ出している

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金色に輝く雲。クルマの向うに海原が続く

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ウサギが両手に持っているのは竹光

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大事そうに手に抱えているのは何なのだろうか

2001-04-24 at 03:59 午後 in 展覧会レポート | Permalink

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224-0037横浜市都筑区茅ヶ崎南4-12-15-204
sato0127@jasmine.ocn.ne.jp
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投稿情報: 佐藤 繁 | 2013/04/16 17:11:26