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丸井隆人展

「インサイドアウト」  


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ヨーロッパ~アジア大陸


■ 京都の町の中では、比較的古いつくりのしもた屋風の家屋を使い雑貨店やブティックとして開店するところが増えている。丸井は、そんな雑貨店の2階にあるギャラリーに立ち寄ったとき、一目惚れしてこのスペースで個展を開くことを決めたという。

■ 日本家屋の構造がそのままなので、柱や梁が縦横に走っていて、壁がすっきり一つの面になっているわけではない。そんな区切られた壁のうえを幾何学模様の色紙が覆っている。近づいてよくみてゆくと、懐かしいおりがみのヤッコ、ハカマ、ヨットなどの折り順になっている部分があるのがわかる。新たに折ったところは色を変化させている。折っているわけではなく、折り線の部分でカットした色紙を糊張りしている。

■ 全体で一つの具体的なイメージをなにか表わしているのか、と尋ねてみた。「これ世界地図なんですよ」といわれてみれば、なるほど。・・・だけど、日本が・・・ない?とくにそれには意味はないらしいし、これまでは、全体に具体的なイメージを与えることもしていなかったそうだ。とはいえ、いわゆる現代美術を扱う画廊での発表ではないため、みる人を作品に入り込みやすくするのに使ったちょっとした遊びのようだ。

■ 朝永振一郎の著書「鏡のなかの世界」(みすず書房)を読んでいて、気になり始めたことを作品化しているシリーズだという。これまでは、おりがみの展開を羅列してゆくだけだった。おりがみで折って出来上がるのは表面 =皮で、それは内を外に向き返すことができる。おりがみは折っていって、どこかの段階で必ずといっていいほど、反転させる作業がともなう。反転の可能性にひっかかったわけだ。子供のころ、なにも考えずに折っていたが、確かにそう考えると・・・。WEBのサイト上での展開も準備中ということだ。


おらないがみ in Kyoto 2000 丸井隆人展
2000年10月5日(木)~17日(火)
トレゾーアーツ
京都市中京区富小路三条下ル
12:00~20:00(水休)
TEL 075-211-0860

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部分/おりがみの折り順の展開ということがわかる

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アメリカ大陸

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大洋の部分はブルーの濃淡で

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会場風景/グッズなども販売している

2000-10-05 at 04:59 午後 in 展覧会レポート | Permalink

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